お子さんの頭の変形が強いとおもったら

変形した頭はみんなヘルメット被せればいい、ではありません

国立成育医療センターでのあたまの形外来での経験をご紹介します。
あたまの形を気にして外来に受診した赤ちゃんは501人。
そのなかで、30人は頭蓋骨早期癒合症などの疾患がありました。
変形性、位置性の斜頭は471人です。
姿勢を注意したり、理学療法をした患者さんが266
ヘルメットを使ったのは205人でした。ヘルメット治療は185人が終了して、治療が中断されたのは10人でした。
このように、あたまの形を気にして受診した赤ちゃんで、実際にヘルメット治療の適応となったのは、40%ほどでした。
変形した頭が実は早期癒合症などの疾患だった場合も6%程あったことになります。

県内にヘルメット治療に対応する施設はありません

頭蓋骨早期癒合症などの手術は、千葉県こども病院で行われています。
日本では頭の形について無頓着であったことから、乳児期の脳神経の発育期には手術した方が良い患者さんの受診が遅れ気味でした。それが、こうしたヘルメット治療の知識がインターネットなどで広まったことで、治療が必要な赤ちゃんの受診が増えたと全国の専門家たちが言っていました。
こども病院に受診すれば、早期癒合症などの疾患があるかどうかは、検査できます。希望があれば国立成育医療センターへの紹介も可能です。

医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会

平成26年5月29日に実施された厚労省の検討会で、形成外科学会から形状誘導ヘルメットが要望されています。現在、承認申請の準備中のようです。
専門的な資料になりますが、厚労省のHPで公開されています。
医師が診療に関わるミシガン式が申請されています。
民間業者さんのつくるものは、医療機器とはならないようです。
医療機器として承認された場合は、推測ですが、医療費控除などの恩恵が使える可能性があると思います。

 
eyecatch画像は米国のSTARbandよりお借りしました。

コメント