扁平なあたまの形を良くするためには

タミータイム、体位変換

まだ生まれてから日が浅く、変形もつよくないならば、体位変換、向き癖を修正して行くことで、改善が見込めます。
頭蓋変形とは別のことで受診された、変形が中等度と思われた新生児のお子さんがいましたが、家でうまく体位変換して、扁平な頭を圧迫しないようにしていたら、短期間で改善しつつあります。
タミータイムについて日本語の資料があります。(もとはアメリカです)

形状誘導ヘルメット

頭蓋の変形が中等以上の場合や、変形は軽いが年齢がすすんでいる場合は、ヘルメットが適応と考えられます。頭蓋変形に対するヘルメット治療は、突出部をつよく押さえ込むものではありません。突出した部位をホールドしつつ、扁平な部分をおおって、ヘルメットと頭のあいだに”空間”を作ります。成長する余地を確保するのです。
スターバンドのサイトの絵を引用します。

左の前頭部と右の後頭部が扁平化しているので、オレンジ色のヘルメットにより、空間を作っています。
それで、形状誘導と呼ばれています。

ヘルメット治療をしてはいけない、すすめられない場合

頭蓋骨早期癒合症という頭蓋骨の疾患の場合は、成長部分の”頭蓋縫合”に異常があります。手術治療が必要な疾患です。
水頭症を合併する場合、脳の内部、周辺部にある脳脊髄液が多くなり、頭蓋も大きくなります。脳神経外科でのシャント治療を行い、コントロール出来ている状況でないと、ヘルメットは作れない状態と言えましょう。
生後3ヶ月未満の場合・・・生まれて間もない時期では、体位の工夫、タミータイムなどで、短期間に改善する場合もあります。ヘルメット以前にすべきことがあります。
生後24ヶ月 2歳以降では、出生早期に成長する脳神経系の発育がある程度すんでいる時期です。ヘルメット治療は、脳の発育に伴って、頭蓋が大きくなっていくのをコントロールする、誘導していく治療法なので、脳の発育が進んでしまった時期には、効果がよくないでしょう。
 

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